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Claudeのメモリ機能はどう動くか?自動保存される情報と削除方法を解説

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結論:メモリ機能は「会話を超えて情報を保持する仕組み」

Claudeのメモリ機能(Memory)は、2026年3月2日に全プランで公開された機能です。それまでのClaudeは会話ごとに記憶がリセットされていましたが、メモリ機能の導入により過去の会話から重要な情報を自動で抽出・保存し、次回以降の会話に引き継ぐことができるようになりました。

項目 内容
提供開始 2026年3月2日(全プラン対象)
保存方法 自動保存(Claudeが判断)+手動指示
更新頻度 約24時間ごとに更新・統合
参照タイミング 新しい会話を始めるたびに自動で参照
確認・削除 設定 → メモリから可能
るみな

るみな

メモリって、全部の会話を丸ごと覚えてるってこと?

きだけん

きだけん

丸ごとではありません。Claudeが重要と判断した情報を要約・抽出して保存します。『あなたの職業はエンジニア』『よく使うプログラミング言語はPython』のような個人の文脈情報が中心です。会話のやりとり全文が保存されるわけではないです。

メモリが自動保存する情報の種類

Claudeが自動で記憶する情報

Claudeのメモリは、会話の中からAIが「次回以降の会話で役立つ」と判断した情報を自動抽出します。主に以下のカテゴリが保存されます。

  • 個人属性:職業・業種・役職・居住地域など
  • スキル・専門性:使えるプログラミング言語・得意な分野・経験年数
  • 好みや設定:「箇条書きを好む」「ですます調より体言止めが好き」などの出力スタイルの傾向
  • 継続中のプロジェクト:「〇〇というサービスを開発中」「〇〇の資格勉強をしている」など
  • 使用ツール・環境:「MacOS・Node.js 20を使っている」「メインエディタはVSCode」など

これらの情報は約24時間ごとにClaudeが会話履歴を見直して更新・統合されます。古い情報と新しい情報が矛盾している場合、新しい情報が優先されます。

手動でメモリを指示する方法

自動保存を待たずに、特定の情報をすぐに記憶させることもできます。

「これを覚えておいてください:私のブログのターゲット読者は30代のビジネスパーソンです」
「メモしておいて:うちの会社のAPIエンドポイントは https://api.example.com です」
「記憶して:私は敬語より体言止めの文体が好きです」

「覚えておいて」「メモして」「記憶して」といった表現を使うとClaudeが明示的にメモリに追加します。追加後は「メモリに保存しました」という確認が返ってきます。

メモリの確認と管理方法

メモリの中身を確認する

現在Claudeが保持しているメモリは2つの方法で確認できます。

方法①:設定画面から確認

  1. claude.aiにログインし、左下のプロフィールアイコンをクリック
  2. 「設定(Settings)」を開く
  3. 「メモリ(Memory)」セクションを開く
  4. 保存されているメモリのリストが表示される

方法②:会話中に直接聞く

「あなたが覚えていることをすべて教えてください」
「私についてどんな情報を持っていますか?」

Claudeは保持しているメモリを一覧で回答してくれます。意図しない情報が保存されていないか定期的に確認することをおすすめします。

メモリを削除・更新する

不要なメモリや古くなった情報は削除・修正できます。

設定画面から削除:

  • 設定 → メモリ から個別のメモリを選んで削除ボタンをクリック
  • 「すべて削除」で全メモリを一括消去

会話中に削除・修正を指示:

「〇〇という記憶を削除してください」
「私の職業についての記憶を更新してください。今はフリーランスになりました」

注意:削除してもシステムから完全に除去されるまでに最大30日かかります。即座に消えるわけではありません。

るみな

るみな

メモリをオフにすることってできるの?プライバシーが心配で…

きだけん

きだけん

できます。設定 → メモリ の画面でメモリ機能全体をオフに切り替えられます。オフにするとClaudeは新たな情報を記憶しなくなります。また、既存のメモリを全削除してからオフにすれば完全にリセットした状態にできます。業務上の機密情報を扱う場合や、プライバシーを重視したい場合はオフにしておくのも選択肢です。

メモリ機能の実用的な使いこなし方

効果的なメモリ活用シーン

メモリ機能が特に効果を発揮するシーンをまとめます。

  • ブログ・ライティング継続:「私のブログの文体・ターゲット読者・NGワード」をメモリに入れておくと、毎回説明なしにその設定で書いてくれる
  • 開発作業の継続:「使用技術スタック・プロジェクト名・命名規則」を記憶させておくと、新しい会話でもすぐに文脈を把握して作業を再開できる
  • 学習の継続:「現在学習中のテーマ・到達レベル・苦手分野」を記憶させると、進捗に合わせた説明をしてもらえる

プロジェクト機能との使い分け

メモリ機能に似た仕組みとして「プロジェクト機能」があります。両者の違いを理解して使い分けると効果的です。

項目 メモリ機能 プロジェクト機能
スコープ 全会話・全プロジェクトを横断 プロジェクト内の会話のみ
保存方法 自動+手動 手動(ファイルをアップロード)
内容 個人の属性・好み・文脈 資料・マニュアル・設定
向いている用途 「自分のこと」を覚えさせる 「プロジェクトの情報」を参照させる

「自分の文体・スキル・好み」はメモリ機能、「特定プロジェクトの資料・マニュアル」はプロジェクト機能、と使い分けるのが最も効率的です。

プロジェクト機能の詳細は「Claudeのプロジェクト機能とは何か?通常チャットとの違いと使い方を解説」をご覧ください。

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きだけん
きだけん
生成AI講師/副業コンサルタント
AI初心者が副業で月10万円を目指すための実践ノウハウを発信しています。生成AI講師として20名以上を指導し、自身もクラウドワークスで案件受注中。教育関連企業で10年勤務、娘の学費を稼ぐため日々研鑽中です。 全ての人が何かを「継続」し、「成果を出す」ことの手伝いをライフワークにしたいと考えています。
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