ClaudeはPythonコードを実行できるか?実行環境の現状と方法を解説

結論:コード実行はアクセス方法によって「できる場面」が異なる
Claudeでのコード実行は「使い方による」というのが正直な答えです。claude.aiのブラウザ・スマホアプリではPythonなどのコードを直接実行して結果を返す機能は基本的にない一方、Claude APIやClaude Codeを使うと実行環境が利用できます。
| アクセス方法 | コード実行 | 備考 |
|---|---|---|
| claude.ai(Web/スマホ) | ❌ 基本不可 | Artifactsで一部対話的プレビューはある |
| Claude API(code_execution_toolを有効化) | ✅ 可能 | サンドボックス内でBash・Pythonを実行 |
| Claude Code(CLIツール) | ✅ 可能 | ローカル環境のコードを読み書き・実行 |
| Artifacts機能(claude.ai Pro以上) | △ 限定的 | React・HTMLは対話的に動作する |



Claude APIのcode_execution_toolでできること
ツールの仕様
Claude APIではcode_execution_toolをリクエストのパラメータで有効化すると、ClaudeがBashコマンドとPythonを安全なサンドボックス環境内で実行できます。
| ツールバージョン | 機能 | 対応モデル |
|---|---|---|
| code_execution_20250825 | Bash・ファイル操作 | 全モデル |
| code_execution_20260120 | 上記+REPLの状態維持・ツール呼び出し | Opus 4.5以上・Sonnet 4.5以上 |
できることの例:
- データを分析してグラフを生成(matplotlib・seabornなど)
- CSVや数値データを読み込んで集計・統計処理
- 複雑な数学計算・数値シミュレーション
- ファイルの作成・編集・読み取り
- 外部ライブラリを使ったデータ変換処理
APIでのコード実行の基本的な使い方
import anthropic
client = anthropic.Anthropic()
response = client.messages.create(
model="claude-sonnet-4-6",
max_tokens=4096,
tools=[
{
"type": "code_execution_20260120",
"name": "code_execution"
}
],
messages=[
{
"role": "user",
"content": "1から100までの素数をリストアップして、合計も出してください"
}
]
)
for block in response.content:
if block.type == "tool_result":
print("実行結果:", block.content)
elif block.type == "text":
print("Claudeの解説:", block.text)
コードはAnthropicのサーバー側のサンドボックスで実行されます。ユーザーのローカル環境には影響しません。

Claude Codeでのコード実行
Claude Codeはローカル環境で実際にコードを動かす
Claude Code(claudeコマンド)はターミナルから使うCLIツールで、ローカル環境のコードを実際に読み込んで実行します。APIのサンドボックスと違い、あなたの実際のプロジェクトに対して直接操作します。
- Pythonスクリプトを作成して実行し、エラーなら自動で修正して再実行
- テストを実行して失敗したら修正するまで繰り返す
- 複数ファイルをまたぐリファクタリング
- Gitへのコミットまで自律的に実行
# Claude Codeの使用例(ターミナル)
$ claude "sales_data.csvを読み込んで月別の集計グラフをPNGで保存して"
# Claudeが以下を自律的に実行:
# 1. sales_data.csvを確認
# 2. Pythonスクリプトを作成
# 3. python3 analyze.py を実行
# 4. エラーがあれば修正して再実行
# 5. output_graph.pngが生成される



Artifactsで使えるインタラクティブ実行
ReactとHTML/JavaScriptはブラウザで動く
claude.ai ProプランのArtifacts機能では、ClaudeがReactやHTML/JavaScriptを生成すると、その場でブラウザ内で動作するプレビューが表示されます。これは厳密には「Claudeがコードを実行する」のではなく、「ブラウザがコードを実行している」ですが、体験としてはインタラクティブなアプリのプロトタイプを即作成できます。
- 簡単な計算機・フォーム・ゲームをHTMLで作ってすぐ動かせる
- ReactのUIコンポーネントをその場でプレビュー
- グラフ・チャート(Chart.js・D3.jsなど)を生成して動的に確認
PythonのデータサイエンスコードをArtifactsでそのまま実行することはできません。Pythonの実行結果が必要な場合はClaude Codeかローカル環境での実行が必要です。

用途別のコード実行方法まとめ
| やりたいこと | 推奨方法 |
|---|---|
| Pythonでデータ分析・グラフ生成をその場でやりたい | Claude API(code_execution_tool) |
| 実際のプロジェクトのコードを書かせて実行したい | Claude Code(CLIツール) |
| Webアプリのプロトタイプをすぐ確認したい | Artifacts(claude.ai Pro) |
| コードを書いてもらって自分で実行する | claude.ai(どのプランでも可) |
| 業務システムに組み込んでコードを自動実行させたい | Claude API(code_execution_tool) |
Claude Codeの詳細な使い方については「Claude Code(CLI)使い方完全ガイド」もあわせてご覧ください。
ClaudeのArtifacts機能については「ClaudeのArtifacts機能で何ができるか?使える場面と使えない場面を解説」も参考になります。
