Claudeのコンテキストウィンドウは何トークンか?上限と長文対策を解説

結論:Claudeのコンテキストウィンドウは最大100万トークン
2026年3月時点で、ClaudeのコンテキストウィンドウはClaude Opus 4.6・Sonnet 4.6で最大100万トークン(1M tokens)に拡張されました。これはA4用紙に換算すると約3,000〜4,000ページ分のテキストに相当します。ただし「技術的に扱える量」と「実際に精度を保てる量」は別の話です。
| モデル | コンテキストウィンドウ上限 | 実用上の推奨範囲 |
|---|---|---|
| Claude Haiku 4.5 | 200,000トークン | 〜50,000トークン |
| Claude Sonnet 4.6 | 1,000,000トークン(1M) | 〜200,000トークン |
| Claude Opus 4.6 / 4.7 | 1,000,000トークン(1M) | 〜200,000トークン |
重要な注意点として、コンテキストウィンドウが100万トークンでも、長くなるほど情報の取り出し精度が低下します。特に20,000トークンを超えると、文書の中間部分の情報を参照しにくくなる傾向があります(「中間忘却問題」)。



1トークンとは何か?日本語での換算目安
トークンの基本
「トークン」はAIが言語を処理する単位です。英語では1単語がおおよそ1〜2トークン、日本語では1文字がおおよそ1〜2トークンになります。
| 内容 | おおよそのトークン数 |
|---|---|
| 日本語1文字 | 1〜2トークン |
| 日本語1,000文字の文章 | 約1,000〜2,000トークン |
| A4用紙1枚(約800字) | 約800〜1,600トークン |
| 文庫本1冊(約10万字) | 約10〜20万トークン |
| 100万トークン | 日本語約50〜100万字相当 |
コンテキストウィンドウのカウント対象
コンテキストウィンドウには、その会話内の全てのやりとりが含まれます。
- あなたが入力したテキスト(プロンプト)
- Claudeが返したテキスト(レスポンス)
- アップロードしたファイルの内容(PDFやCSVなど)
- System Promptの内容(APIで設定した場合)
会話が進むほどトークン数が積み上がっていき、上限に近づくと古いやりとりを参照しにくくなります。

コンテキストウィンドウが上限に近づいたときのサイン
上限に達したときに起きること
コンテキストウィンドウが上限に達すると、以下のような現象が起きます。
- 会話の初期の内容を「覚えていない」ような回答が増える:「最初に言ったとおり〜」が通じなくなる
- 参照を求めたファイルの内容が抜け落ちる:「その資料には書いていません」と誤回答する
- エラーメッセージが表示される:APIではコンテキスト上限超過エラーが返る
- Claudeが「会話が長くなりすぎています」と案内する:UI上で警告が表示されることがある
上限に近づいているかどうかの確認方法
Claude.ai(Web版)では、現在のコンテキスト使用量が確認できる場合があります。APIを使っている場合は、レスポンスに含まれるusageフィールドでinput_tokensとoutput_tokensを確認できます。
# APIレスポンスのusageフィールド例
"usage": {
"input_tokens": 45823,
"output_tokens": 1204
}



長文ドキュメントを扱うベストプラクティス
「中間忘却問題」への対処法
コンテキストウィンドウに長い文書を丸ごと入れると、文書の中間部分の情報が参照されにくくなります(Lost in the Middle問題)。これを防ぐ実践的な方法:
- 必要な箇所だけ抜粋して渡す:100ページのPDFを丸ごと渡すより、関係する5ページだけを渡す
- 参照箇所を明示する:「第3節の『課題』という見出し以下の内容について」と場所を指定する
- 複数の会話に分ける:「まず第1章について分析して」「次に第2章を」と分割処理する
- 要約を先に作る:長い文書をまず要約してもらい、その要約を次の会話の入力に使う
大量ファイルの処理にはAPIの活用を
業務で大量のドキュメントを処理したい場合は、claude.aiのUIよりもAPIを使う方が適しています。APIではバッチ処理(Batch API)を使うと50%のコスト削減になり、長文コンテキストに対する料金加算もSonnet 4.6・Opus 4.6では廃止されています。
# APIでのコンテキスト確認例(Python)
response = client.messages.create(
model="claude-sonnet-4-6",
max_tokens=1024,
messages=[...]
)
print(f"入力トークン: {response.usage.input_tokens}")
print(f"出力トークン: {response.usage.output_tokens}")

プランごとのコンテキスト制限の違い
| プラン | 使用できるモデル | 実質的なコンテキスト上限 |
|---|---|---|
| 無料プラン | Haiku 4.5 / Sonnet 4.6(制限あり) | 200,000トークン |
| Proプラン($20/月) | Sonnet 4.6 / Opus 4.6 | 1,000,000トークン |
| Maxプラン($100〜/月) | Sonnet 4.6 / Opus 4.7(優先) | 1,000,000トークン |
| APIアクセス | 全モデル | モデルごとの上限 |
ただし、コンテキストウィンドウが大きくても、1回の会話あたりの利用量には制限があります。無料プランはメッセージ数の上限があり、Proプランでも長い会話を繰り返すと1日あたりの利用制限に達する場合があります。



Claude Codeでのコンテキスト管理
Claude Codeではコーディング中にコンテキストが膨らみやすいという特有の問題があります。ファイルをたくさん読み込み、会話を続けると急速にトークンが消費されます。
- /compact:会話を要約してコンテキストを圧縮。精度を保ちながら使用量を削減
- /clear:コンテキストをリセット。新しい作業を始めるときに使う
- Pro・Maxプランでは/extra-usage:Opus 4.7でも1Mトークンのコンテキストウィンドウを有効化するオプション
Claude Codeのコンテキスト管理の詳細は「Claude Codeの/clearと/compactは何が違うか?コスト削減への使い分けを解説」もあわせてご覧ください。
Claudeのプラン別の機能詳細については「Claude ProとTeamsプランは何が違うか?チーム利用での選び方を解説」も参考になります。
