AIツール使い方ガイド

Claudeのプロジェクト機能とは何か?通常チャットとの違いと使い方を解説

kidaken-ai

結論:プロジェクトは「Claudeに文脈を持たせる箱」

Claudeの通常チャットは、会話を終えると次回はまっさらな状態に戻ります。「うちの会社は〇〇で、ターゲットは〇〇で……」という前置きを毎回入力し直す必要があります。

プロジェクト機能はその問題を解決します。プロジェクトを作ると、以下の情報を事前に登録しておけます。

  • ナレッジ:会社概要・商品情報・マニュアル・FAQ・過去の資料などのファイルやテキスト
  • カスタム指示:「必ずですます調で」「箇条書きで簡潔に」などClaude への恒久的な指示

プロジェクト内のすべての会話は、このナレッジとカスタム指示を自動で参照した状態でスタートします。毎回同じ前置きを書く手間がゼロになります。

るみな

るみな

ChatGPTにも似た機能があるの?

きだけん

きだけん

ChatGPTの『GPTs』や『カスタム指示』が近い機能です。ただClaudeのプロジェクトはファイルを大量に読み込ませてRAG的に使える点が強みです。200,000トークンのコンテキストを活かして、大量の社内資料を丸ごと参照させることができます。

通常チャットとプロジェクトの違い

通常チャットの限界

Claudeの通常チャットには以下の制約があります。

  • 会話を閉じると記憶はリセットされる(次の会話では覚えていない)
  • 「前回の続き」をするには同じチャットを開き続ける必要がある
  • 毎回同じ背景情報を伝え直す手間がかかる
  • チャット履歴が長くなるとコンテキストが圧迫される

プロジェクトで変わること

比較項目 通常チャット プロジェクト
前回の会話の記憶 なし(会話単位で完結) プロジェクト内で継続
背景情報の設定 毎回入力が必要 一度設定すれば自動で参照
ファイルの扱い 会話ごとにアップロード プロジェクトに常駐させられる
指示スタイルの固定 毎回プロンプトで指定 カスタム指示で固定
チームでの共有 不可 Teamsプランで共有可能

プロジェクトの作り方

基本的な手順

  1. claude.ai にアクセスしてログイン
  2. 左サイドバーの「新しいプロジェクト」または「Projects」をクリック
  3. プロジェクト名を入力して作成
  4. 「プロジェクトの知識を追加」でファイルまたはテキストを登録
  5. 「カスタム指示」にClaudeへの恒久的な指示を入力
  6. プロジェクト内で会話を開始する

無料プランでも最大5つのプロジェクトが作成できます。Proプラン以上は上限が増え、より多くのナレッジファイルを登録できます。

ナレッジに入れると効果的なもの

  • 会社・サービスの基本情報:毎回説明していた内容をまとめたテキスト
  • よく参照する資料:製品仕様書・料金表・利用規約・マニュアル
  • 過去の成果物のサンプル:「この文体・このフォーマットで書いてほしい」という参考例
  • FAQ・Q&A集:問い合わせ対応に使うドキュメント

対応ファイル形式はPDF・Word・テキスト・Markdownなど。1ファイルあたり最大25MBです。

カスタム指示の書き方

効果が出るカスタム指示の例

カスタム指示は「このプロジェクト内の全会話に適用されるシステムプロンプト」として機能します。以下のような内容を入れると効果的です。

## あなたの役割
あなたは株式会社〇〇のマーケティング担当AIアシスタントです。

## 回答のルール
- 必ず日本語のですます調で回答する
- 結論を最初に述べてから理由を説明する
- 箇条書きを積極的に使い、読みやすく整理する
- 専門用語には簡単な説明を添える

## 禁止事項
- 確認できない情報を断言しない
- 200字を超える導入文を書かない

カスタム指示は長くなるほど後半が無視されやすいため、重要なルールだけを簡潔にまとめるのがコツです。

るみな

るみな

プロジェクトを複数作るとしたら、どう分けるといい?

きだけん

きだけん

用途・業務ごとに分けるのがおすすめです。たとえば『ブログ執筆用』『営業資料作成用』『社内Q&A用』のように分けると、それぞれに最適なナレッジとカスタム指示を設定できます。無料プランでも5つ作れるので、メインの用途を5つ決めてプロジェクト化すると一気に使い勝手が上がります。

プロジェクトが特に便利なユースケース

ブログ・ライティング用途

自分の過去の記事・文体サンプル・ターゲット読者の定義をナレッジに入れておくと、毎回「この文体で書いて」と説明しなくても自分らしい文体で記事の下書きを生成してくれます。

社内FAQ・問い合わせ対応

就業規則・申請フロー・製品マニュアルなどをナレッジに登録すると、「〇〇の申請手順は?」という質問に文書を参照して答えてくれるQ&Aボット的な使い方ができます。小規模なRAGシステムをノーコードで作れるイメージです。

継続的なリサーチや分析

長期プロジェクトのリサーチ資料・インタビューメモ・分析データをナレッジに蓄積していくと、「先週集めた資料と今回の新情報を合わせて考察して」という連続した対話ができます。

プロジェクト使用時の注意点

  • ナレッジの更新は手動:資料が変わったら古いファイルを削除して新しいものを入れ直す必要がある。自動同期はしない
  • ナレッジが多すぎると精度が下がる:関連性の低い資料を大量に入れると、必要な情報を参照しにくくなる。用途に絞って整理する
  • 機密情報の管理:プロジェクトに機密資料を入れる場合はClaudeのデータポリシーを確認する。Proプラン以上は学習への使用を制限できる

Claudeの基本的な使い方については「Claude / Gemini 比較・使い分けガイド」も参考にしてください。

ABOUT ME
きだけん
きだけん
生成AI講師/副業コンサルタント
AI初心者が副業で月10万円を目指すための実践ノウハウを発信しています。生成AI講師として20名以上を指導し、自身もクラウドワークスで案件受注中。教育関連企業で10年勤務、娘の学費を稼ぐため日々研鑽中です。 全ての人が何かを「継続」し、「成果を出す」ことの手伝いをライフワークにしたいと考えています。
記事URLをコピーしました